tamamurasaki’s diary

不登校、読書、福祉、思ったことなどを書いていきます。

毒父家族を読んで(1)

『毒父家族 親支配からの旅立ち』井上秀人著、さくら舎を読んだ。

親支配とは、親の強い影響下で育った人が成人しても自分の意思や感情を持てずに悩むというものだ。こうした悩みに対しどうしたらよいかというのをワークを通して考える。

まず、私が親支配の関係にあるかを考えたが、自己肯定間の無さ、自信の無さ、意志の弱さ、親の意見に左右されやすい性格などを考えるとかなり当てはまる要素が多い。

昔は、父親は厳しかったし、勉強しろとかなり叱られた。当然、暴力的に叱られることも多く、友達と遊んだり、自分のやりたいことを自由にやれたというわけではない。勉強方法ですら親からの指示があり、この問題をいつまでにやれとか、できなければかなり叱られたりもした。正直、勉強ができるというのは親のおかげというのも大きいが、その分、犠牲にしてしまったものが多いかもしれない。

最近は自分から自己主張をしようとか、意思を持って行動しようと心掛けている。しかし、少し前は大学の学部選び、学校選び、就職先すら親の勧めや意見を聞きながら決めていた。当然、仕事にも勉強にも、熱意など持てないし、かなり周りに迷惑をかけてきた。転職や現在のフリーターの状況はかなり性格上の問題があってのことだと自覚している。